| 福岡 院長/河原 太郎 |
- 物件名
- 歯科河原英雄医院
- 竣工年
- 2004
- 業種
- 歯科医院
- 所在地
- 福岡
- 施工
- 美留土
- フォトグラファー
- 金子 泰久
「歯科河原英雄医院」は福岡市の中心街に位置するマンションの9階にある。横並びに隣り合う4室の壁を取り払った空間で、改装前の各部屋(ワンルーム)ごとに窓や梁があり、窓からはベランダの手すりや空調機の室外機、洗濯機などが設置されているのが見え、景観は決して良いものではなかった。そこで、患者から見える窓側全面に布製スクリーンを張り、ステンレスワイヤーを等間隔に張り、障子のようにした。和の表情を見せることで落ち着いた空間の印象を与える。特に課題となったのは、天井高のない空間全体をいかに機能的に、かつ広い空間に感じさせるかということだった。その解決のために天井の梁を継ぎ目なくミラーを貼ることで圧迫感をなくし、患者のための空間を可能な限り確保するデザインを心掛けた。プライバシーを保護しながら他の患者にも目が届くように、ドクター側からのみ可視化する特殊フィルムをアクリルパーテーション上部に採用した。これも患者一人一人に配慮したいという河原太郎院長の希望が最終デザインにつながった。