原宿デンタルオフィス

受付カウンターの後ろは、青山通りを見下ろす院長専用の診療室。
景色を楽しめるだけでなく、受付スタッフとの連携がよいことで、効率的に診療を進めることができる。

オペルームに続く廊下に配した黒い鉄板が空間を引き締める。
壁面のタイル模様に合わせて、ドアや引き戸に貼られたガラスフィルムはオーダー・カットしている。

原宿デンタルオフィスとのおつきあいは、1994 年に全面改装を手がけたことから始まりました。
そして2007 年の移転に伴い、新しくクリニックのデザインをご依頼いただきました。
そこで、「モダンとクラシックの融合」をコンセプトに、山﨑長郎院長が歯科医療に対して変わらずにもちつづけていらっしゃる真摯な姿勢、歯科界の発展に貢献する姿勢を表現することをめざして空間をデザインしました。
壁面の落ち着いた色調のタイルのパターンや梁に反射する間接照明の光が奥へとリズミカルに続く様子は、
奥行や広がりを感じさせる効果があります。また、黒い鉄板を配置するなど、要所に強い表現を加えることでメリハリをつけました。このような視覚的効果を生かして、日本的な美を極めたシンプルで格式のある空間を実現しました。