2010年6月

2010年06月19日

嬉しい電話

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守友歯科医院(石川・七尾)

ジョイントセンターが1984年に建築&内装をデザインした歯科医院に守友歯科医院があります。診療室に大きな吹き抜けとロフトがある、大胆なプランの歯科医院です。
先日、守友院長より、以下のようなことをお聞きしました。
・建物が完成してから26年間、1度も空間を手直ししていない。(最小限の補修は行っていらっしゃるそうです。)
・新規に来院された患者さんから、「きれいですね。いつ出来たのですか?」と聞かれた。
・実は26年経っていると答えたら、本当に驚かれた。
何年先でも飽きないこと、メンテナンスしやすく長く使えることなど、設計当時の苦労を思い出しました。26年経ち、このような内容のお話をいただき、とても嬉しい気持ちになりました。
26年間きれいに保つということは、デザインの力だけではありません。先生やスタッフの方々が大事に使っていただいたことにつきると思います。本当にありがとうございます。|C|

2010年06月11日

和の思想

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小市松のスケッチ↗

テレビ東京「美の巨人たち」6月5日放送の重森三玲作『東福寺方丈八相の庭』の特集をご覧になりましたか。白砂で出来た大海原に、横たわった6メートル近い巨大な石とその周りに屹立したいくつもの奇岩、市松模様に大きく刈り込まれたサツキなど、大胆で自由で且つ、自然の厳しさを最小限の要素で繊細に表現した重森三玲の世界観を紹介した内容です。東福寺へは、私も実際に訪れたことがあり、番組を観て、その地で初めて庭園を見たときの不思議な感情がよみがえりました。いわゆる純日本式にはないモダン庭園なのに、なぜか和の心を感じたのです。

ところが、ある本を読み、自分の不思議な感情のわけを理解しました。

長谷川櫂著「和の思想」より
 この国の人々ははるかな昔から自分のことを「わ」と呼んできた。(中略 )中国側の官僚たちはこれをおもしろがって「わ」に倭という漢字を当てて、この国の人を倭人と呼ぶようになった。倭という字は人に委ねると書く。身を低くして相手に従うという意味である。(中略 )
 ところが、あるとき、この国の誰かが倭国の倭を和と改めた。この人物が天才的であったのは和は倭と同じ音でありながら、倭とはまったく違う誇り高い意味の漢字だからである。和の左側の禾は軍門に立てる標識、右の口は誓いの文書を入れる箱をさしている。つまり、和は敵対するもの同士が和議を結ぶという意味になる。(中略 )
 和という言葉は本来、この互いに対立するものを調和させるという意味だった。そして、明治時代に国をあげて近代化という名の西洋化にとりかかるまで、長い間、この意味で使われてきた。和という字を「やわらぐ」「なごむ」「あえる」とも読むのはそのためである。

なるほど。
20世紀に新たに創られた八相の庭と13世紀に建立された東福寺、禅宗の寺と前衛絵画。新旧和洋入り交じった、一見すると、異質なものたちですが、本来、和とは異質のものを調和させ新たに創造する力のことで、私はそこに和の心を感じたのだということがわかりました。
さらに、私たちは、空間づくりにおいて石や木などの自然素材とアクリルやメラミンなどの人工素材を組み合わせてデザインすることが多々あります。それでもひとつの空間として成り立つよう、工夫をします。これも、調和を保つことで和の思想に基づいた行為なのだと感じたのです。|S|

2010年06月05日

ジョイントセンターという由来

 

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プロジェクト打合せ風景

 

代表の原 兆英はインテリアプランナーの資格があります。(国家資格時代に取得)

建築設計と違い、インテリアデザインは社会に浸透しつつあるものの、日本の歴史的に見たらまだまだ生まれたばかりの職業です。建築士とインテリアデザイナーの違いをご存知でしょうか?

 

建築物を設計する建築士と、内装(インテリア)をデザインするインテリアデザイナーはそれぞれ目的、視点が違います。ヨーロッパでは数百年前の建物でも、建築物はそのままでインテリアのみ変える文化から、建築士とインテリアデザイナーは違うという概念が早くから浸透していました。そのため、ヨーロッパにおけるホテル等の建築では建築士よりもインテリアデザイナーのほうがイニシアチブをとってプロジェクトを進める場合もあります。

今日、建築とインテリアの境目はほぼ無く、建築士がインテリアデザインをする場合もありますし、デザイナーが建築デザインをする場合もあります。建築物を建設する場合、構造計算や強度計算などあり、建築士はそれらを踏まえた設計図を描き申請します。建築士がしなければいけないことは法律で定められています。ジョイントセンターでは、建築が関係する案件は外部の建築士と連携しプロジェクトを進めます。

 

建築、グラフィック、写真、ファッション・・・さまざまな分野のプロフェッショナルたちとジョイントしプロジェクトを成功に導く。各分野のプロフェッショナルたちが誇りを持って成した仕事は、それらの業界の発展にもつながります。結果として、一つのプロジェクトが成功する毎に、日本の知的財産レベルも成長していく。原 兆英と原 成光はそのような願いを込め、1971年、ジョイントセンターという名で活動を始めました。|K|

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