長期的な視点で考えることが大切

マイカーの車内はキレイにできても、室内の整理整頓が苦手。
そういう方が、思った以上に多いようです。
空間サイズ大きくなるほど片付けや掃除は大変になります。
また、車検もあってクルマの瑕疵は聴きやすく、技術の進化がメンテナンスフリーの方向に進んできました。
いっぽう空間では、その広さ故に汚れなどが目立ちにくく、気付いたときは対処できなくなることことも。
床や壁はもとよりファニチャーや目に見えない配管など、空間を構成する様々な箇所に経年変化は起きています。
デザインに臨む際には、長い時間軸でその変化を考えます。

とかく初期費用に目を捉らわれがちな空間デザインですが、
日常的メンテナンスの省力化、リニューアル実施までの期間、
設計、設備や素材に至るまで長期的な視点をもつことで、
結果的に経済的メリットを生み出すことができます。
アセットとして大きな比重を占めてる空間という資産。
長期的メンテナンスも経営計画に組み込んで欲しいものです。