最近、鉛筆を使っていますか?「書く」という行為が特別になった昨今、特に鉛筆はなかなか使うことがないかと思います。
しかし、私にとって鉛筆はなくてはならないものです。デザインアイデアを走り書きするときなど線の強弱が容易につくりだせるからです。

19世紀半ばにHB、Bなどの硬さや長さ、太さなど、”現在の鉛筆の基準”を作ったドイツの老舗筆記具&画材メーカー、ファーバーカステル の「パーフェクトペンシル」は、私が大切にしている鉛筆のひとつです。
シャープナーと消しゴムも内蔵し、「書く」「消す」「削る」「携帯する」の全てに対応することから、完全なる筆記具=パーフェクトペンシル、と呼ばれています。

私は、コレクター好みの「伯爵コレクション」ではなく、実用的な「UFO」を愛用しています。「UFO」はキャップ部分の2つのゴムリングが大きな特徴で、鉛筆が短くなった時にキャップがエクステンション機能を発揮します。キャップの形と重みが手になじみ、ゴムリングが指にフィットするのですが、それが絶妙なのです。
ちょっとしたことですが、かゆいところに手が届く細やかな心配りに脱帽です。|S|