グレードの違う歯科医院」と認識される医院

そこで、相談させて頂いたのが、セミナー等で大変お世話になっておりました山﨑長郎先生（原宿デンタルオフィス；ＳＪＣＤインターナショナル会長）でした。そして、紹介して頂いたのが、ジョイントセンターでした。高崎駅前オフィスの開院前約１年前の、本体のホテル工事開始時より、アドバイスや本体ホテルの設計事務所との打合せをして頂きました。計画当初、ホテルフロント階の３階での開院予定でしたので、患者様の待合室や洗面所などはホテルの設備を利用できると考え、ホテル側の提案で３０坪余りを計画しておりました。

しかし設計途中よりホテル側から１階での開院計画に変更されました。当初の同面積では、患者様の待合室や洗面所などは作れず、患者様の待合室や洗面所などを作ると、技工室やスタッフルーム・院長室は作れなくなりました。非常に困窮していた折、ジョイントセンターの助言でホテル設計士に床面積の増大を提案したところ、駐車場を減少させ当医院の床面積を１０坪程増加させて頂きました。計画当初より非常にありがたかったと回顧しております。

ジョイントセンターにデザイン設計をお願いするに当たり、以下の点をお話させて頂きました。

１） 本院の開院時から「患者様の利益」を診療理念に掲げており、その中に「家族に受けさせたい歯科医療」という「おもてなしの心」を唱っています。
２） 私たちは歯科医療のプロですが、医療を超えたところで患者様の五感に訴える対応が、患者様が受けたい医療に結びつくと考えております。
３） 患者様に快適に診療を受けていただくような「おもてなしの心」を表現し、診療室の空間デザインから、ホッとする日本的な「間」をつくりあげて欲しい。

工事段階では、本体工事の大きな構造柱や梁などが多数あり非常に危惧しておりましが、とても上手く設計に盛り込んで頂き、非常に満足な空間に仕上げて頂きました。

本院の過去の増築では、地元の他社の工務店にお願いしましたが、毎回大変なのは、本業の歯科診療の合間で行わなければならない各施工業者様との打合せでした。しかし、ジョイントセンターにお願いした高崎駅前オフィスでは、私は診療を休むことなく、すべてジョイントセンターの監理下で工事が進み非常に助かりました。最終的には、トータルでコーディネイトして頂き、医院名、医院ロゴマーク、医院看板、院内家具、院内小物、開院案内パンフレット、医院パンフレット、名刺、医院封筒（大・小）、医院便箋などすべてお世話になりました。

歯科医院開院の日は、ホテルの開業日でもあり、ホテルのオーナーがお祝いに来てくださり、「先生の歯科医院が素敵なデザインで入って頂き、ホテルのグレードがかなりあがりました。」とお褒めの言葉を頂いたときには非常にうれしかったです。開院後も、患者様からは、「保険診療をやっていますか？」というお問合せが多く、外観からも患者様が「グレードの違う歯科医院」と認識して頂けているようです。

早いもので、お世話になりました「高崎駅前オフィス」も開院６年目を迎えております。時の経過と共に適切なアドバイスを頂き、より患者様に優しく、スタッフの使い心地の良い、また我々も診療していて快適な診療室をつくって頂けたことを感謝しております。さらに、ハードとしての理想的な環境である診療室が出来上がっても、ソフトとしての私を含めた歯科医院の人的資質が劣っていたならば、より良い医療提供はできません。今後はさらに、スタッフと共に、人間の持っている五感に加え、第六感を働かせ、より心の込もったおもてなしの医療を推進していきたいと思います。

昨年秋には、本院において、ジョイントセンターが開発に携わった歯科診療ユニットを導入いたしました。非常に洗練された診療ユニットで、そんな印象は患者様も感じるようで、座ったとたんに「落ち着けますね」といって頂いたり、患者様の緊張感を非常にほぐしてくれます。

まだ未定ですが、今後また分院計画などが予定された時には、すべて、ジョイントセンターにお願いしようと思っております。

砂盃清先生より
開院5年後のメッセージ

開院日：2004年8月4日
WORKS ⇒ いさはい歯科医院

クリニックサイト

https://www.isahai.jp/